老いてなおますます盛ん、という言葉がありますけれども、95歳が、新しい交響曲を学ぼうとか思いますでしょうか。自分史上初のコンサート、95歳のデビュー。遅れてやってきたチャンス。「ヘルベルト・ブロムシュテット95歳、人生で初めてベルワルドの2番を振る」
ほんとうなのか。本当だとすると、やばすぎる。何事も不可能はございませんけれども、そのご高齢になってなお、学ぼうという意欲、新しいことをしようという好奇心を持って、しかもそれを遂行するだけの意志を持っている。素晴らしいことではないですか。
私なんかもうすっかり汚れっちまって、削れっちまって、新しいことをしようなんていう意志がなかなか起こらないですよ。本当にブロムシュテットさん若すぎる。そして演奏されたのはそもそもなかなか演奏されないというベルワルドの2番という交響曲で、どういう曲かっていうと、これです。
ベルワルドは交響曲を4曲書いていて、そのうちの3曲をブロムシュテットはこれまで演奏したことがあったが、2番はなかったそうです。その第2番を初めて振ったと。11月17、18日に、デンマーク国立響を指揮して。ブラボー、ブラボー。大切なことなので2度言いました。ブラボー。3度言いました。
いや、しかしこういうことに関しては、ブロムシュテット警察もしくはベルワルド警察の方が現れて「間違いです、ブロムシュテットは○○年に○○で○○オケと一緒に演奏しました」っていう突っ込みが入ったりするんですよね。本日のネタのソースは飛ばしも散見せらるるレブレヒトのブログなので、本当に正しいかどうかは確認のしようがないんですよ。デンマーク国立響のシーズンプログラムを見ても特に「初めて」とかは書いてないですし。ブロムシュテット警察の方、本当の事を教えて!!レブレヒトのソース元はどこなんでしょうどこかしら。
ただ、レブレヒトのブログのコメント欄にはしばしば○○警察的な方が現れてですね、ノーマン先生が間違ったことを書くと、ばっちり突っ込みが入る仕組みにもなっているんですね。しかし今回コメント欄を覗いてみても特に突っ込みは入っていないので、おそらく本当に初めてなんではないか、と、そのように、安易ではありますが結論をつけさせて頂くことといたしたい。そういうこともあり、数日待ってからこの話題を採り上げたのであった。
なお私は昨夜、維新の松井市長と同じエレベーターに偶然乗り合わせたことも併せて報告し本日のブログを終了といたしたい。これはまことにささやかながら、「自分史上初」の出来事であった。
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