クラシック音楽ってなかなかお金の話にはならないことも多いのですが、お金は大事ですからね。このブログではお金の話もけっこうしていますけれど、それというのも、われながらゲスいな、ゲヘヘヘヘ、なのではなくて(いや、そういうのがゼロだとはいいませんけれど)、もっといろいろな方に「クラシック音楽でもお金が大切だよ」ということを若干なりと強調したいから、ですね。
お金がないと生きていけないよ、ギャラがないとダメだよ。お金は大切だよ。だから、ビルギット・ニルソン賞だよね。なんやなんや。ビルギット・ニルソン賞ってご存じですか。ビルギット・ニルソンっていうスウェーデンのものすごいソプラノ歌手がおられて、すんごい声をしてたらしいんですよ。私はその世代じゃないんで、わからないんですが、巨人・大鵬・卵焼きとかそういう感じ?
まあ高額なギャラでしこたま儲けた、そういう方です。スウェーデンと言えばノーベル。ノーベル賞もすごいが、ニルソンもニルソン賞もすごいぞ!!
なんせ賞金が100万ドルなんだから。1億4200万円ぐらいがぼっと貰えるんだよ。非課税かな。非課税だといいね。税金引かれるのかな。だとしたらやだな。でも1億4200万円あったら嬉しいよね。今年はなんと音楽祭に贈られるということであります。エクサン・プロヴァンス音楽祭、フランスの著名な音楽祭の一つですね。
この賞は個人に贈るだけでなく、団体にも贈っているから面白いんですよ。2014年にはウィーン・フィルが貰っている。そして受賞される年の間隔もばらばらなのがまたいい。気が向いたらあげる、そういうことでしょうか。気まぐれ、いいよね。きっちりしすぎているのも、また窮屈だもんね。日本のよくないところは、きっちりしすぎているところかな。
それではエクサン・プロヴァンス音楽祭に乾杯!
あ、受賞した主な理由は、もちろん素晴らしい音楽祭だからですけれど、2021年のサーリアホのオペラ《イノセンス》の上演も特に評価されたということだそうです。このオペラはエクサン・プロヴァンス音楽祭の委嘱で作曲され、これまで、そしてこれからを含めると15ヶ国で上演されるとのこと。来年はメトロポリタン歌劇場でも上演が予定されているそうです。
日本でもどこかどうです?おととしは《余韻》が東京文化会館で上演されていましたね。そうだ、サーリアホ、やろう。そういうお声を聞きたいわあ。え、あなた、やる?そんなアホな!!(スベっている)
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