神経疾患である、ということだけ公表されていましたが、昨日、本人がSNSを通じ、パーキンソン病(パーキンソン病とは:難病情報センタ-)を患っていることを発表。「多くの人が私の健康を心配してくれていることを知っている。この3年間に受けたサポートにとても感謝しています。」BBCはじめあちこちでニュースとして採り上げられている。
ただし、発表とともに引退を宣言したわけではなく、健康が許す限り活動はできるかぎり続ける、とも。また、1999年に設立し、昨年25周年を迎えたウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団の将来の確保、それが自分にとっての最優先事項であることも表明。
ウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団は日本に来たことがなく、その名前を知らない人も少なくないかもしれません。アラブとイスラエルの若者たちがともに集い、演奏するという希有なオーケストラで、イスラエルがとんでもないことになっているいまこそ、その活動は輝きを増すものであると私は確信しています。
ニューヨーク・タイムズによると、バレンボイムの広報担当は本人へのインタビューを受け付けないと回答したという。健康が優れないのにあれこれ興味本位で詮索されるのはいやだろうしね。
なおバレンボイムはベルリンのバレンボイム・サイード・アカデミーで引き続き教え、今年夏にはウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団のツアーを指揮する予定になっているとのこと。これが公式な次のコンサートということなので、半年先ということになりますね。かつての超多忙な生活からすれば信じられないようなことかもしれませんけれど、なんにせよ健康に留意しつつ、若者にできる限りのことを教え、知識を新しい世代へとつないで欲しいと思います。
今後のご健康とご多幸をお祈りします。
バレンボイムのために我々にできることはそんなにないけれど、自分がやれることは毎日全力で!それがなにより大事。バレンボイムも病気と全力で闘っているのだ。だから今日も皆さん、今日という一日を頑張りましょう。
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