シドニー・オペラハウス、完成から50年を迎える

From Reuters YouTube

オーストラリアのシドニーを代表する建物と言えば、オペラハウス。シドニーに行ったことある人もない人も知っている、それがオペラハウス。ユネスコの世界遺産。オーストラリアのシンボル。甲殻類や貝のような、あるいは帆のような不思議な形をしていて、白くて、インパクトは抜群だ!海老だ!ロブスターだ!いや、オペラハウスだっ!!!

もともとは1956年にコンペが行われ、1959年に着工され1963年に完成するはずだったのがなんのかんのとありまして大幅に遅れ、完成が1973年になったということで図らずも今年50年、悔しいけど今年50年な、っていうことなんでしょうか。なんと当初予算が700万ドルだったが完成した時には1億200万ドルになっていた。14倍以上やんけ。

いま話題沸騰中の大阪万博の予算超過もすっかりかすんでしまうぜ・・・。設計した建築家(デンマーク人ヨーン・ウツソン)は建設中にいろいろあってオーストラリアを離れてしまったし、生涯建物を見ることもなかったという。だがもう当時の感情を覚えている人もそう多くはないのであろう。終わり良ければそれでよし、50年が経ち、かくして建設は伝説になった・・・。

だじゃれを言っている場合ではなかった。

シドニー・オペラハウスは昨日、完成から50年をつづがなく迎えたのでありました。コンサートホールの音響がよろしくない、とか、大幅に改良された、とかそういうお話も聞きますが、しかしなんにせよ建物としてあまりにも秀逸なので、この建物をバックにウェディングフォトを撮ったり、デモをしたり、様々なイベントが行われたりと、シドニー市民にとってはなくてはならぬ存在でありましょう。

Why Sydney Opera House’s Danish architect was not present at 1973 openingThe local DK

東京にもそういう建物があるといいんだけど。東京タワー?でも最近東京タワーも、周りに高い建物が建ちすぎて目立ちづらいですよね。スカイツリーはまだまだ若いし。そう考えるとシドニーの人らがうらやましい。あの建物のてっぺんのトンガリの所に人が立つことが出来るっていうのもいいね。階段になっているっぽいね(普段はきっと立ち入れないと思うけど)。

昨夜はレーザー光線でオペラハウスを照らすイベントが行われて、ロイターが淡々とYouTubeでその様子を中継して残してくれているので、よろしければどうぞ。1時間以上あるよ。

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