ポリーニが健康上の理由でカーネギーホール公演をキャンセル、代役は藤田真央

いいニュースと悪いニュースがある。どちらを先に聞きたい?

悪いニュースを先に言いますと、80歳のポリーニの調子がよろしくないようです。10月16日日曜日に予定されていたカーネギーホール公演を含むアメリカツアーをキャンセルしました。

ザルツブルクで開演直前にドクターストップで公演中止せざるを得なかったポリーニ、そのときの理由では心臓の調子がよくないということでした。引き続き様子見というか、大西洋を渡るのはやめとこ、ということになったようです。長年にわたり強いストレスのかかる生活を送られてきて心臓も酷使されてきたでしょうから、回復するまでゆっくりとお休みください、と申し上げたい。

それでではいい方のニュースというのは、、、、藤田真央が代役に立つということです。うっひょー。これがカーネギーホールデビューだそうです(ただし日程は同じではなくて1月25日水曜日)。しかも大ホールでありますから、いやこれはめでたいことです。どでかいことです。日本の音楽界にとってもとても大きなインパクトを持つことです。ただただ素晴らしい。

https://www.carnegiehall.org/Calendar/2023/01/25/Mao-Fujita-Piano-0800PM

カーネギーホールっていうのは、実は誰でも、ホールを借りさえすれば出演できます。なので単に「カーネギーホールに出演」というのは誰にだって可能なことなのです(お金さえあれば)。しかし今回はどうかというと、カーネギーホールが主催する、ホール自身の公演です。しかもポリーニの代役。これはめちゃくちゃでかいです。それだけ期待されているということであります。このチャンスをものにしてさらに遠いところに行って欲しい。遠い星になって欲しい。

「もしもし、カーネギーホールに行くにはどうすればよいのでしょう?」

「練習練習、練習・・・!!」

古典的で使い古されたジョークにも新たな光が当てられる!!ババーン!!!

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