億単位のお金なんて考えたこともないぐらいちっぽけな人間でございます。
59億円ね・・・。これだけあったらいったい何が出来ますでしょうか。あんなことやこおんなこと、夢が膨らみますね。昨今の、給食の会社が激安で請負って倒産とか、そういう悲しい話を目にしているような日本の私からしますと、実に景気のいい話だ。うらやましいですなあ。最高ですなあ。と、指をくわえて眺めるしかない。
富の一極集中化か、などと思わぬでもないです。
だが、こうして富は一部でも再分配されて、世界で最も有名なオーケストラの一つの活動に宛てられるというのだからすごい話ではないか。
ニューヨーク・フィルに対して4000万ドルという桁はずれの寄付をしたのは、中国出身のアメリカ人大富豪、オスカー・タン氏(85歳)。これまでに自分の出身の大学やらメトロポリタン美術館やらにバカスカ寄付をしてきたというのですが、さすがに59億円なんていう数字はなかったであろう。
NY Philharmonic gets $40 million gift that endows Gustavo Dudamel’s job as music director – AP
https://apnews.com/article/dudamel-new-york-philharmonic-tang-137877a473c7fda860056082a598ca58
これはドゥダメルがロサンゼルスからやってくることに伴う寄付なので、それだけドゥダメルという希有な人物に対する評価や期待値が高いということでありましょう。パリではうまく行かなかったが、きっとニューヨークではうまくいく。
このお金、自分が手にしたらどうしよう。まずは自宅の芝生の張りかえに使いたいな。そうしたら次は新しい耳かきを買うか・・・(発想が貧弱)。
とりあえずドゥダメルの給与もここから支払われるのだろうし、ドゥダメルは青少年プログラムにこのお金を使いたいと語っているようなので、ニューヨークの若者たちはさぞや愉快なプログラムをゲッツ出来るのであろう。ずらっと並ぶ優秀な職員がアイデアを潤沢に出し合って、愉快でキャッチーで、次世代を育てるための素晴らしいプログラムが生まれるに違いないのである。
ヒャッホー!
59億円万歳。でも、史上最高額と書いているニュースサイトがいまのところひとっつもないのは、もしかしてこれ以上の額を寄付した人がこれまでに、、、、いるんかい???(ガクガクブルブル)
コメント
コメント一覧 (1件)
デュダメルは、何故これ程まで米国で評価されているのでしょうか。
私は、以前、パリのサル・プレイエルでベルリン・フィルを指揮したコンサートを聴きに行ったことがありますが、全く精彩がない演奏でした。パリでの不人気の方がよく理解できます。