伝統と革新のバランスは常に変化する。変化し続ける世の中に合わせて、すべては変わっていかなければなりません。近頃の若者は、と口にするようになるとあなたは時代に取り残されているのだ。
先月ヨーロッパに行ったとき、町中であまりにも沢山のタトゥーを目にしてたまげた。20年前はこんなに気軽にタトゥーをしている人はいなかった。日本でもその数は増えているように感じていますが、ここまであふれているような感じではない。しかし日本でもやがて増えていくのかもしれない、と思っています。
個人的にはタトゥーをすることはないし、自分の子供たちに推奨することもないと思うのですが、温泉や銭湯でタトゥーお断りっていう時代は終わりつつあるのかもしれない。さあ、あなたの子供がいきなりタトゥーを彫り始めたら、あなたならどうする?
それとは別の話で、幼稚園に通う娘ちゃんのお祭りのために浴衣を初めて買ったんですよね。そうしたら、その浴衣、あれ、ボタンで留まってるのかな?としばらく戸惑ったのですが、すべて縫い付けられていて、なんと上から被るだけでオッケーだったんですよ。帯は完全に飾りですね。
なるほど、これはありがたいと思ったわけです。私が子供の頃から、パッチンするだけのネクタイって言うのはありましたけど、浴衣が着るだけっていうのは初めてみた。昔からあったのかもしれないけれど。でもこいういうのがアクセシビリティというやつなのでしょうか。特に子供はめちゃくちゃな動きをするけれど、被るだけの浴衣ならはだけることもなくて楽であります。頭のいい人は世の中を便利にしてくれている!!!!
アメリカを代表するオペラハウスの一つ、シカゴ・リリック・オペラでは今年から「サウンドシャツ」(Sound Shirt)と名付けられたウェアラブルデバイス、要するに着ている服のうえに羽織る軽いブルゾンというかジャケット的な装置を試験的に導入するそうです。
SoundShirt – Lyric Opera of Chicago
https://www.lyricopera.org/SoundShirt
これは聴覚障害者がオペラを最大限に楽しめるようにと取り入れられるもので、実際の歌唱、演奏がリミックスされて、ジャケツが振動することで、聞こえない方でもオペラを愉しむことが出来る、そういうものだそうです。歌手たちはマイクをつける(このデバイスのためだけに)、そのマイクを通じて、まさに臨場感溢れる体験が出来る。
なんなら、いわゆる健常者であっても、このジャケットを着用することでかつてない体験が出来る、ということだそうです。
最初は10-15着でスタート、様子を見ながら増やすかも、みたいなことのようです。実際の感覚は着用してみないことにはわからないわけですが、これはちょっと着てみたいかもしれない。
これに関する詳しい情報はシカゴ・リリック・オペラへGoだ。
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