休憩中の音楽家は何をしているのか?

クラシック音楽のコンサートって、たいてい休憩時間、ありますよね。ない時もたまにはありますけれど、たいていあります。途中で休憩が入ると、ほっとするというか、特別何かをするわけではないけど、緊張をいったん緩めることが出来る。そのリラックスタイムは結構好きでsう。

まあ緊張からの解放と言いますか、ほう、と一息つくのは心身共に健康に良いことだと思うんですよね。でも今しているのは聴衆の側の話。では音楽家は休憩時間に何をやっているのか。

次の音楽の事に集中しているのであろう。

・・・と考えるのは意外と間違いというか、そうでもないこともわりとある。もう次の音楽についてはしっかり準備が出来ているので、ちょっと思いを馳せる、ぐらいの方が多いんではないかと、舞台袖にいることも多い私は感じています。

冗談をずっと言っている人、腹減ったと言って何かを口にしている人、別のコンサートの準備をしている人、作曲する人、本当にさまざま。そして今日新たに知ったのは休憩中に新聞のインタビューを受ける人、のみならずインタビュー中にゴルフをやる人(暇つぶしなのか緊張対策なのかが全く解らない)。

ピョートル・ベチャワはポーンラドの世界的大スターテノール歌手。そのベチャワがニューヨークのメトロポリタン歌劇場でローエングリンに出演している最中、1幕と2幕の間におよそ90分出番がないのでニューヨーク・タイムズ紙のインタビューを受けちまった、というところからして、いや本番中にインタビュー受けるんかいと衝撃的なんですけど、のみならずインタビュー中にiPadでゴルフゲームをやっているではないか。

https://www.nytimes.com/2023/03/16/arts/music/piotr-beczala-lohengrin-met-opera.html

自由だな。

しかし、舞台に立つ前の皆さんも楽屋で思い詰めてガタガタ震えるのではなく、ゴルフでもやってリラックスするのはどうでしょうか。意外といいことなのかもしれない。

その方がのびのびと出来るかも知れません。もちろん、よく準備してある、自分はうまくやれる、というそういうのがあってこそのゴルフかとも思いますけれど、セントアンドリュースのコースでも回って、いいスコアをたたき出して、気持ちよくワーグナーに戻ろうではないか!!

(もしかするとゴルフが出来ちゃうような太い神経を持った人でなければ音楽家にはなれない、という事なのかもしれない)

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