Tik Tok 作曲コンクールの優勝者、発表される。栄冠はニューヨークを拠点とする作曲家に。賞金は500ドル。

やべえな、と思ったことはありますか。私はあります。どういう時にやべえなと思いますか。そうですね、様々ですが、例えばTik Tokというものの面白さが全く理解できなかったときとかでしょうか。

何が面白いの?ねえ若者たち教えて?って思っているんですよ。恥を忍んでここに開陳いたしますと、Tik Tok、何回かスマホにインストールして、そのたびにわりとすぐに削除してしまっています。いまですか?今は私のスマホはTik Tokフリーですね(入れてない)。

私が古い人間なんだと思います。ああ(絶望)

しかし世の中はどんどん進んでいるよね。ChatGPTもすごいよね。そのうち作曲もAIが学習して、ベートーヴェン風のピアノ・ソナタにボンジョヴィのテイストを入れて作曲する、とか、マーラーのような響きと長さの交響曲を、ドラえもんを意識して書く、とかそういうのもお願いしたらちょいちょいのちょいで作り上げてくれる時代がきっとくる。遠くなく、くる。

しかしこの世の中は広いですね。Tik Tokで作曲コンクールなんていうのもやっているんだから。そしてその優勝者が発表されたっていうじゃないですか。どらどらと見にいってみたんですけれど、うむ、やはりショートフィルムというか、えっ、これだけでやんすか!みたいなそういう気分にもなりますけれど、それがTik Tokの面白さなんでしょうし、そのエッセンスが詰まっているんだろうなあ。そんな気持ちになりました。

https://operawire.com/opera-on-tap-announces-winner-of-tik-tok-composition-competition/

優勝作品はみなさんの投票できまったようであります。優勝賞金は500ドルと、まあ少なめと言えば少なめですが、何かここから生まれていくかもしれないという期待もあるかもしれない。

ちなみにこのコンクールを開催したのはオペラ・オン・タップという法人で新しい聴衆にクラシック音楽を紹介すること、若い音楽家に公演の機会を与えるといった支援、あるいはいまを生きる作曲家たちによる新作の推進などをしている、ということであります。

若者があつまるプラットフォームでやるっていうのが意味のあることなのであろう。ほんと、若者にもっと関心を持って貰う、ということを我々はつきつめていかないといけませんね。先細りはだめ、絶対。そのための一つの方法としてのTik Tokなんだと思いますよ本当に。こういうのはどんどんやるといいと思いますよ。

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