飛行機事故が起こる確率は自動車事故よりもはるかはるか低く、宝くじで一等が当たるよりもずっと確率が低い、ということは頭では解っていても、やはり離陸と着陸の瞬間は手に汗をかきます。実際に不幸なことに飛行機事故に遭遇すると高確率で助からない、という点が恐怖心を増幅させます。
ネパールで先日起こった飛行機事故では72人全員が絶望視されています。ご冥福をお祈りしたいし、家族や友人の悲しみは計り知れません。しかし人生いつどこで何が起こるか判りません。一日一日を大切に生きないといけない、という事を感じます。せめて自分が出来る範囲のこと、交差点では気をつけるだとか、一時停止を守る、子供から目を離さない、といったことを丁寧にしていく必要を感じています。
飛行機事故の犠牲者の一人に、アイルランド出身、英国籍の元バレエダンサーの名前があったそうです。ルーアン・クライトンという名前のその男性は34歳。2008年から2013年までスロバキア国立劇場に所属し、2013年から2019年までフィンランド国立オペラ&バレエのメンバーだった。
2019年に引退し、アムステルダムで理学療法士になることめざし勉強中だったとのことです。ネパールには勉強の一環として行っていて、カトマンズの脊髄リハビリテーションセンターで10週間の研修を終えて、山に登ったあと今週末に帰国する予定だった。到着するはずだったのはポカラ国際空港はアンナプルナ(世界一危険と言われる山。上画像。8091m)の玄関口で、トレッキングコースもあるそうなので、恐らくそこにいくつもりだったのではないでしょうか。
BBCとかを読みますと着陸の直前、急激に飛行機は機体を傾けながら墜落したということで、誰も死を予感していなかったのではないかということです。
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