フランソワ・トルテ製作のチェロの弓、史上最高額となる約6800万円で落札

弦楽器、特にヴァイオリンが高いと言うことに対して驚きの声を上げる方は多いと思います。私もその一人に加わっておりますご安心ください。って安心したところで何がどうなのやら、という話ですが。

ヴァイオリンは、お高すぎませんか?もはや音楽家の買える値段ではなくなって久しいですね。「ストラディバリウスを買うために、●●さんはお家を売りました」というような話が、まだ昭和の頃にはあり得たのですが、もういまはそういう時代ではございません。だからご安心ください。

音楽家が個人で買える時代じゃないの。もう。高すぎて。

ほんでさらに驚愕していただきたいんですが、弓、これまたおっそろしく高いわけ。今回オークションに出て、落札されたフランソワ・トルテ製作のチェロ弓(1815-20年ぐらいのもの)は、いわゆるトルテ黄金期の作品だそうで、かつてカール・アレクサンダー・ベンヤミン・ユーバーという人が所持していたこともあり、KAB そしてUBERという刻印があるのが特徴なのだそうです。

ちなみにフランソワ・トルテは弓のストラディバリウスとか言われていて、まあそこからお察しいただければと思うんですが、そう、高いんですね。まあタイトルに書いてあるから値段はその通り、約6800万円(37万5000ユーロ)なんですが、棒一本にそんなお値段が!!

ちなみにこのお値段は史上最高額ではなくて、これまでのトルテ最高額は57万6000ユーロ(今のレートですとワーオ、1億円超え)、とあります。こちらはヴァイオリンのためのもので、恐らくこれが史上最高額。2017年に落札されている。

弓一本にいちおくえん!!

まあ落ち着け。

これが落ち着いていられるか。

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