ペンデレツキの妻エルジュビェタ・ペンデレツカが亡くなる

ペンデレツキといえば、広島の犠牲者に捧げる哀歌がもっとも有名でしょうか。ポーランドを代表する作曲家で、1933年にうまれ2020年に亡くなった人物です。夫が亡くなったあとも、音楽祭を主宰するなど、精力的に活動をしていたことでもしられていますでしょうか。夫人の前でペンデレツキのヴァイオリン協奏曲を演奏したことのあるヤメン・サーディからも少しお話を伺ったことがあります。

10月31日にお亡くなりになったそうです。78歳。調べていきますと、1947年にうまれて1965年に結婚、夫が亡くなるまで55年間一緒だったとありまして、18か17で結婚したというのは当時からすれば、それでも若いですが恐ろしく若いというほどでもないのかもしれませんね?

結婚当時、ペンデレツキはルカ受難曲を発表し大成功。作曲家という不安定なフリーランサーの妻であることは簡単ではなかったかもしれないが、ベートーヴェン・イースター音楽祭を大成功させ、オーケストラを設立し、夫が亡くなった後も、夫の遺産を守るためエネルギッシュに活動していた。あちこち飛び回っていた、そうです。夫の作品が上演されるときはできるだけ立ち会うようにしていたとも。

そして今月、二人にとって非常に重要な出発点と言えるルカ受難曲の再演に向けて準備をしているさなか、突然世を去ったとありました。78歳、まだまだお若い。

人生は悔いのないように行きたいとは思いますね。ポーランド語の詳しく書かれた記事をグーグル先鋭に訳して貰って読むと、痛快な人生が描かれていて、実にいい。ほぼ成功談ばかりが書かれていますけれど、きっと成功だけではなくいろいろあったと思うし、次々と難題を乗り越えて行かれたのではないか!

そんなわけでちっぽけな私も、悔いが残らぬように生きて行こうという気持ちをアラタニしています。また近く、飛行機に乗って海を渡ってこようと思っています(思わせぶり)。

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