メトロポリタン歌劇場、ピーター・ゲルブとの契約を2030年まで延長

メトロポリタン歌劇場はどこへ行くのか。サウジアラビアへ。

いやっ、サウジアラビアとか言わはった!!建物が動くんやな!おもしろいわ!

なんちゅういけずなやつや。

しかし、メトロポリタン歌劇場の台所事情は苦しいようですね。日本の政治とどちらが苦しいのか。比べてはいけないかもしれないですが、順風満帆と評することもできないだけに、なかなかといったところですね(なかなかってなんやねん)。

2006年に第16代総裁に就任し(その前はソニー・クラシカルのトップを10年務めていたという話は知らんかったっていうかゲルブ総裁はどういう歩みをしてきた人なのかを、よく知らないままでいました。というわけでWikipediaを見たところすんごいキャリアやなこれ。17歳の時にメトロポリタン歌劇場の案内係、きっとバイトですね。そのあと伝説の興行主と言われるソル・ヒューロックのもとで働き始め、なんとホロヴィッツのマネージャーをやってて1986年のモスクワへの旅にも関わったと。げぇっ。そのあとCAMIビデオという会社の社長を務め、1995年から2006年までソニー・クラシカルの社長。ほんで現職。長いカッコ終わり)。批判にさらされながらも舵取りを続けている。19年間。そして、さらに契約を延長したと。2030年まで。

コロナやトランプ政権による移民取り締まり、そういったものがチケットセールスの減少を引き起こしているということだそうですが、ともかく、いろいろやっていると。なるほどなるほど。ちなみに最も長くメトロポリタン歌劇場の総裁の職に就いていたのはジュリオ・ガッティ・カサッツァさんで1908-1933年(25年間)。その次ルドルフ・ビング1950-1972年(22年)。おっと、ゲルブさんが追いつけおいこせをせんとしている!!

このあとゲルブのもと歌劇場はどのような運営をしていくのか。資金繰り、芸術面、いろいろ世界中からの注目を浴びる仕事でもあります。順風満帆とまではいかぬまでも、やれやれどっこらしょ、な感じではあり続けていてほしい。そのためには様々なロビー活動やポジショントークをキメていくことも必要でしょう。何が何でも、泥臭くとも生き残る、それはどの事業にも求められることかもしれません。

メトロポリタン歌劇場がんばれ。私もがんばる(小声で)

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