ジョン・ウィリアムズ93歳、いまだ作曲をやめず。素晴らしいことですね。さすがに大陸間の移動は厳しいかもしれないが、タングルウッドに行くことは出来る。2026年7月26日土曜日にアンドリス・ネルソンス指揮ボストン交響楽団で、ピアニストはエマニュエル・アックスで、ジョン・ウィリアムズの書いた初めてのピアノ協奏曲が世界初演されたという(ピアノをソリストにした作品は過去にあるものの、純粋なピアノ協奏曲は初めて)。車椅子でステージに現れたということで、その瞬間会場はさぞや盛り上がったのだろうな!と、うらやましく思うのみですね。日本でも早くだれか初演してくれよ!え?めちゃくちゃ高いから無理?そうかもしれませんね。でもアックス氏は日本とも縁の深い方ですし、氏を呼んでやるというのはおもろー、なんじゃないですか。
なおアックスはもちろんジョン・ウィリアムズが手がけた映画をほぼすべて観ているようです。ただ、「ジョーズ」だけは観ていない、怖かったから、と赤裸々に告白をしていて、ジョーズが観られないのか!!なんというかわいこちゃんなのか!!小学生の私ですら恐怖に打ち震えながら観たのに!!と、誇らしい気持ちになれたので、アックスしっかりい!!!!
どういう音楽なのかはもちろん、文字でしか今のところ知ることが出来ないわけですが、三楽章で構成されていて、およそ20分あり、ジョン・ウィリアムズのこれまでの音楽のイメージを持たずに臨むのが最善である、とニューヨーク・タイムズにありますから、映画音楽とは一線を画しているのではないかと思われるわけです。まあ我々が持つスターウォーズやらハリー・ポッターやらの音楽とは違っていて当然なので、それに対して様々な反応が生まれるのもまた当然のことですね。
このあと2月にはニューヨーク・フィルとも共演が予定されていて、そのあとにも公演が計画されていて、ドイツ・グラモフォンによるレコーディングのリリース予定であるとのこと。遠からずネットでも聞くことができるでありましょう。
うおお聴いてみてえ。
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コメント一覧 (2件)
CRBのウェブサイトでこのコンチェルトの世界初演も含めその時の様子が聴けます(通常ですと数週間で削除されますので、あわせてお知らせします)。
https://www.classicalwcrb.org/show/the-boston-symphony-orchestra/2025-04-24/a-john-williams-world-premiere-with-emmanuel-ax-at-tanglewood
以前の神奈川フィル東京公演でヴァイオリン協奏曲が演じられました。印象としてはベルクのに近く、映画音楽の作風とは全く違うものでした。