あなたの知らない楽器、アルプホルンについて知っておいて損のないこと

アルプホルン、アルペンホルン、そういった名前の楽器がございます。我々がイメージするところの「スイスのながーい楽器」ですね。3.5mとかそれ以上あることもあるのだとか。ホルンという名称がついているとおり、種別では(多分)ホルンにわけられまして、ホルン奏者であればわりとけっこう吹けるんだそうです。穴とかバルブとかピストンとかそういうモダンなものは備えておりませんで、音高は口でコントロールする。口と息、それがその技巧のすべてなのだ!!ドーン!!

しかし意外や意外、このアルプホルンという楽器は、実はとても歴史が浅いということは知っておいて損はないでしょう。いや、もちろん古くから存在しているそうですが、もともとはもっと短かった。いま我々が知っているあのなが~~~い楽器は、19世紀に作られたものだそうです。

さらにはアルプホルンのアンサンブルというのは公式には1964年とかそれぐらいに出来たもので、なんと1世紀にも満たないのだ。もともとコミュニケーションのためのツールだったので、アンサンブルとかそういう概念はなかったということですね。また長い楽器だと持ち歩きが大変ということで、、あれを2回折り畳んだような楽器ビューフェルというものもある。

楽器の素材はタンネンバウム、つまりもみの木なのだそうです。何か細い糸のようなものでぐるぐる巻きになっていることもありますが、あれはインドネシアの籐なのだそうです。なんで巻いているかというと、裸のままだと壊れやすいからというぐらいの意味だそうです。でも巻かないこともあると(重いから)。基本的にこの楽器はG♭なのだそうですが、なぜG♭なのかは誰も知らない!!そうです。びっくりや。なんでG♭管なのか、決めたやつ出てこいや!!

そして、でかいと言うことは、つまり持ち運びが大変では、と思いますね?はい、大変です。とはいえあの長いやつがバコバコッと3分割されて、1mちょっとずつの長さになるので、それをゴルフ用のハードケースになんとか押し込んでですね、コロコロ転がすわけだ、、、、あ、階段だ。わしっとつかんで上がる。下がる。エレベーターやエスカレーターがあるといいね。20kgぐらいあるから。

これがそのハードケースですね。アメリカ製。アメリカで買えば5万ぐらい。ヨーロッパで買うと20万ぐらいするそうです。どっひゃ。だからアメリカに行ったときに買うのが正解だそうです。

とはいえ、ソフトケースもあってですね、やっぱりほら、ベルが大きいから「巨大なパターですか?」みたいな感じの袋にはいっておりますね。ソフトケースなら一気に軽くなるのでいいよね(↑のインスタにもその不思議なソフトケースの画像があるよ)。

こんな楽器を使って、明日はオペラシティでギンギンマックスの音楽が演奏されます。最高の音楽が聴けるので明日の夜はオペラシティへ!そしてもっと様々な音楽が聴きたいのなら、土曜日に兵庫県伊丹市へ!伊丹のコンサートは、解説つき(翻訳あり)なので、ますますこの楽器を深く知れるチャンス!!!!いいチャンス!!

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