英国のヴィオラ・ダ・ガンバ奏者、69日かけ4000キロの自転車ツアーに出発進行!!

信号よし、ドアよし!出発進行!!

それはあかんのや。

えっ?どういうこと?

グリーンと違うねん。電車に乗って移動するのは、環境に優しくないねん。だから、ツアーには自転車で行くねん。まじですか!!ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者のサラ・スモールさんは、昨日、出発した。二ヶ月間、4000キロのツアーである。

自転車にガンバをくくりつけ(楽器めちゃんこ揺れるけど大丈夫なんか)、イギリスをひた走る!行く先々でコンサートをし、各回15ポンド、もしくはもっと払いたいと思ったらもっと払っていただいてOK。小さな会場で古い作品や新曲も演奏する。

そもそもガンバが主流だった時代、音楽家たちは徒歩、馬車などで移動をしていたはずで、そういう意味でもスローな生活だったし、スローでグリーンであった。ジェット機で飛び回るなんて、彼らの想像の範疇になかったのであった!なんと!人が空を飛ぶなんて!そげなことはありゃんすめえ。すわ、ほんだらばおめえは悪魔か、魔女か!!

そういうことです(適当)。

「グッド・アゲイン?」と題したこのツアーを、どうしてやろうと思ったのかとか、そういうストーリーはこちらに書かれているのでお読み下さい。

しかし、こうしてチャレンジをするのは、自分自身にとってもとても楽しく意義のあることで、きっと、間違いなく、将来「ああ、自分はあのとき2ヶ月かけて4000キロを完走したな。ひと月で2000キロ、一日当たりで平均すると66.6666666kmということになる。時速15キロで走ったとして5時間ぐらいは自転車で走る計算だ。よくやった自分・・・・・・。」と感動できるのだ。

こういうのだよ、こういうのが大事なんだよ。人生には刺激が必要。ハイライトが必要。サラ・スモールさん、名前がスモールと小さいが、やることは壮大で新しい!!そう、グッド・アゲイン!!

昨日ケンブリッジのセント・ジョン・ザ・エヴァンジェリスト教会を出発し、7月10日がサウサンプトンまで。時にソロを、時に室内楽を演奏する。なお、この旅のテーマはトバイアス・ヒュームの作品「グッド・アゲイン」(ふたたび良くなる)であって、これは想像だが、自転車でのツアーによって、音楽はふたたび良くなる、ということなのであろう!!もしかするとこういう自転車で巡るツアーは、今後の一つのトレンド、イケてる手法になりうるかもしれない。

良い旅を!Travel safe!!

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