ペーター・シュミードル死去、元ウィーン・フィル首席クラリネット奏者

続々と、という言葉が出てきてしまうほど、いろいろな方が鬼籍に入られていって、なんとも言えない気持ちですが。また一人大物の訃報。

ペーター・シュミードル。長くウィーン・フィル首席クラリネットを務めた、ウィーン・フィルの顔だったとでもいうべき方です。全クラリネット奏者のアイドル。カラヤンに気に入られベルリン・フィルへも何度も客演した。

1941年生まれ。1965年に国立歌劇場のメンバーになり、すぐにウィーン・フィルへ。2010年に退団。父も、祖父もウィーン・フィルでソロ・クラリネットを吹いていたとてつもない音楽一家。まさにウィーン・フィルの伝統というか、そういうもやもやっとした目に見えない何かを骨の髄まで知り尽くしていた人物だったといえましょう。

享年84。2月1日に突然亡くなったとのこと。84歳。今日は一日、シュミードルのクラリネットを聴こう。

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