今年のシーメンス賞はサー・サイモン・ラトルへ。賞金25万ユーロでバイエルン放送響内に古楽アンサンブルを作る予定。

サー・サイモン・ラトルは明日で70歳。先日、100歳のピアニストのご紹介をいたしましたが、指揮者で100歳を超える人っていませ・・・・・・そうだニアリー100歳のヘルベルトがいるじゃないかうっかりさん。

サー・サイモン・ラトルは70歳の節目を迎える直前、このシーメンス賞という巨額の賞をゲッツすることになったのであった。1974年から続いている、クラシック音楽の大物に送られるドイツの賞ですね。シーメンスはドイツ屈指の機械メーカー。第1回はブリテン、2回がメシアン、3回がロストロポーヴィチ、4回がカラヤンと続いてく全リストはこちらからどうぞ。

ほんで、賞金の額を知り大会?25万ユーロです。たっかい。つまり日本円が安くてヒーヒー言っている我々としては、仰天の金額になるわけです。4000万円。郊外でファミリーマンションが買えるよ。ただ、新築はちょっと難しいかもしれないね。でもレクサスなら2台買えるよ。将来4000万円の価値が判らなくなったときのための忘備録として書いておこう(どんだけ長生きするつもりや)。

4000万円あったら何をしよう。ラトルはどう使う?なんと、バイエルン放送響の中に古楽アンサンブルを作るという。

これはなかなかない!実に新鮮なアイデア。ラトルは古楽の専門家とは言えないかもしれないけれど、でもエイジ・オブ・エンライトメント管とかも指揮してたよね。古楽に関する関心は人並みかそれ以上にあるのでしょうね。

トップオケのなかの古楽アンサンブルというとベルリン・バロック・ゾリステンがまず浮かびますか。しかしバイエルン放送響に作るというアイデアは新鮮かもですね。やがてラトルの指揮で、あるいは他の古楽リーダーの指揮でヨーロッパを、そして日本にも来る、なんていう事が実現するとおもしろいかもしれませんね。

25万ユーロの有効な使い方だ。溜め込むなんてとんでもない!!世の中に還元や!!!

いやっほう!!!じゃあ名称どうしよう。僕が考えてあげるね。バイエルン古楽アカデミー・・・・・・バイエルン放送古楽オーケストラ・・・・・・。ミュンヘン古楽アンサンブル。そうだ、ミュンヘン・バッハ管弦楽団なんてどうだろう(そんな名前つけたらお墓の中のカール・リヒターが泣いちゃう!)

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