パリで、ピアノが濡れて、ピアノが燃えた

午前2時から開会式と聞いて、こりゃだめだと寝てしまったんですが、起き出して見ていた妻からさっき、ピアノが燃えたと聞きました。なんということか。

ピアノを燃やすとはなかなかない演出。聖火を燃やすわけですから、燃えるという単語とオリンピックとは相性がいい(いいのか)というのはわかる。さらにきけば、ピアノは3回ぐらい出てきたかも、というのです。

調べてみたらアレクサンドル・カントロフ(2019年チャイコフスキー国際コンクール覇者=フランス人として初)が雨のなかラヴェルを弾いていたようだし、レディ・ガガも、そして最後のセリーヌ・ディオンもピアノを使用。天候はどうしようもなかっただろうとは思いますが、雨にぬれたらピアノは大丈夫なのか。もちろん大丈夫ではないんですが、しかし燃やしたらもう一発でおしまいですよね。

セリーヌ・ディオンの後ろで濡れるピアノ。

ピアノを燃やすとどうなるのか。だんだん演奏出来なくなるんですよ。時々ピアノを燃やすパフォーマンスってあるみたいなんですが、日本でもかつてジャズピアニストの山下洋輔さんが2回、ピアノを燃やしながら演奏するというのをやっていまして、2回目が2008年、石川県。そのときはこういう風な映像になっております。だんだんとびよんびよんになり、最後は全く音が出なくなるんですよね。数分でアウトです。

だから、ピアノを燃やすのは、よい子はマネしたらだめです(マネしたい人もいないと思いますけど)。雨で濡らすのもなかなかにだめですけれど、ピアノは燃やしたらダメ。とはいえオリンピックぐらい爆発的にお金が動いている案件であればまあ、しょうがないのかな、超巨大お祭りだもんね、というのはあります。ファイヤー!!

なので(なので?)、日本選手団の活躍を期待しております!!

コメント

コメントする