2025年5月– date –
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アメリカ、シンシナティ交響楽団に巨額の寄付約84億円
巨額の寄付にはもう驚かないぞ、と思うことはや47年。もうすぐ48年になりますよあと二週間で。 ああ、人生はかくも高速で過ぎ去っていくのだ。 と感慨に耽っている間も速やかに時間は流れていき、首が痛むのでピップエレキバンでも欲しいな、と思いながら... -
譜めくりというエベレスト登頂のように困難な仕事について
私はこのブログで再三再四、再五の再六ぐらいしつこく、ひつこく語らせて頂いていますが、譜めくりという仕事は、世界で最も困難な仕事の一つであると言えましょう。 なんでこんなことを今また書いているのかというと、エリザベート国際コンクールですね。... -
28歳のワーグナーが「さまよえるオランダ人」を書いたパリ近郊の家、ただいま販売中
リヒャルト・ワーグナーの住んだ家だと一口に言っても、ほなどこなんそれ?っていう話になりますよね。 ドレスデンにいたり、バイロイトにいたり、リガにいたり、ロンドンにいたり、まあテンテンとしてらっしゃる。それは売れない音楽家の定めというもので... -
エリザベート国際コンクールファイナルに活動家現る
抗議したければ告解へ、いや、国会へ行け、であります。しかし欧米のクラシック音楽のコンサート、オペラ、その他で時々活動家が現れている、というのは読んで知っていましたが、まさか現場で目撃することになるとは思わなかったなあ、です。 エリザベート... -
ビルギット・ニルソン賞2025はエクサン・プロヴァンス音楽祭へ。賞金100万ドル
クラシック音楽ってなかなかお金の話にはならないことも多いのですが、お金は大事ですからね。このブログではお金の話もけっこうしていますけれど、それというのも、われながらゲスいな、ゲヘヘヘヘ、なのではなくて(いや、そういうのがゼロだとはいいま... -
ボルドー国際はOpus13が優勝(ウィグモアホール国際に続く2連勝)
ボルドー国際、ウィグモアホール国際と並んだ瞬間に弦楽四重奏のためのコンクールであるということがわかるあなたは素晴らしいツウですね。そう、コンクールはありとあらゆるジャンルで行われていて、弦楽四重奏だってあるんだぞ。知らなかったら坊は泣い... -
ワシントン・パフォーミング・アーツは来シーズン、ケネディ・センターを使用しない
日本では米騒動がなかなか大変なままになっておりまして、我が家でもパスタ、パンその他の割合が増えているように感じておりますけれど、アメリカも大変そうでありまして、関税がなんたらとか、留学生の立場が危ういとか、いろいろ困った事が起こっており... -
シベリウス国際はただいま2次予選が進行中
クラシック音楽において、若者の登竜門というか、キャリアのブースターでありますコンクール。コンクールによって名前が世に出るというのが、若者たちにとって大きなチャンスの一つであることはいまも変わらぬ点でございましょう。 このコンクールというも... -
朝日新聞に中川優芽花インタビュー記事が掲載されました
朝日新聞に中川優芽花のインタビュー記事が掲載されました。このインタビューは本年2月の来日時に行われたものです。ぜひお読みください。 「優勝後の悩み、音楽に救われた ピアニスト・中川優芽花」(朝日新聞)https://www.asahi.com/articles/DA3S1621... -
第15回ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン製作コンクールの結果は
ヴィエニャフスキ、と躊躇なく書ける人はすごいと思う。ヴィニャフスキだっけ?と必ず迷う私は永遠に初心者だ。ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリンコンクールと言えば、若きヴァイオリニストのための登竜門。いろいろなスターがここから出ていますね。 だが... -
訃報:オーマンディが抜擢したフィラデルフィア管弦楽団の元首席ファゴット奏者、100歳
ニューヨーク出身のバーナード・ガーフィールドさんは、1942年に音楽高校を卒業すると陸軍に入隊。あまりの才能からあちこちの軍楽隊の監督たちからひっぱりだこ。その才能によって、軍隊ではライフルではなくファゴットを手にすることが出来た。終戦後除... -
あなたの知らない楽器、アルプホルンについて知っておいて損のないこと
アルプホルン、アルペンホルン、そういった名前の楽器がございます。我々がイメージするところの「スイスのながーい楽器」ですね。3.5mとかそれ以上あることもあるのだとか。ホルンという名称がついているとおり、種別では(多分)ホルンにわけられまして...