グラモフォン賞2024が発表。レコーディング・オブ・ザ・イヤーはヒラリー・ハーンのイザイ無伴奏ソナタ全曲

おめでとうございます。

声が小さいかな?やりなおし!おめでとうございます!!はいもっと!!

おめでとー、ございまっす!!!

はーい先生満足。

今年もグラモフォン賞が発表される時期だよ!というわけで芸術の秋、10月2日にめでたく公表されたのでした。ていうかヒラリー・ハーンはイザイ全曲、とっくに録音していたのではと思ったんですが、最近録音したんですね。体調不良も公表していまして、なかなか演奏活動にも浮き沈みがあるようですけれども、こうして栄誉を手にするというのは素晴らしいことだ。

全受賞者リストはこんなかんじ。英語をそのまま貼り付けちゃいます。

最優秀録音賞
YSAŸE Solo Violin Sonatas – Hilary Hahn (Deutsche Grammophon) 

生涯功労賞
Michael Tilson Thomas conductor

年間アーティスト賞 (sponsored by Classic FM)
Carolyn Sampson soprano

新人アーティスト賞 (sponsored by Classeek)
Yunchan Lim piano

オーケストラ賞
Czech Philharmonic

レーベル賞
Opera Rara

コンセプトアルバム賞
SATIE ‘Letters to Eric Satie’ – Bertrand Chamayou (Erato)

室内楽賞 (sponsored by Wigmore Hall)
SCHUMANN Piano Quartet and Quintet - Isabelle Faust, Anne Katherina Schreiber, Antoine Tamestit, Jean-Guihen Queyras, Alexander Melnikov (Harmonia Mundi) 

合唱賞
ELGAR The Dream of Gerontius - Gabrieli Consort & Players, Paul McCreesh (Signum)

協奏曲賞
BRITTEN Violin Concerto - Isabelle Faust, Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks, Jakub Hrůša (Harmonia Mundi)

現代音楽賞 (sponsored by PRS/PPL)
SAARIAHO Maan Varjot, Chateau de l’ame, True Fire, Offrande – Olivier Latry, Orchestre Philharmonie de Radio France (Radio France) 

古楽賞
OBRECHT Missa Maria zart – Cappella Pratensis, Stratton Bull (Challenge)

器楽賞
YSAŸE Solo Violin Sonatas – Hilary Hahn (Deutsche Grammophon) 

オペラ賞 (sponsored by Mascarade Opera)
JANÁČEK Káťa Kabanová – Corinne Winters, Evelyn Herlitzius, David Butt Philip, Vienna Philharmonic, Jakub Hrůša (Unitel; DVD) 

オーケストラ賞 (sponsored by Lark Music)
VAUGHAN WILLIAMS Job: A Masque for Dancing, Old King Cole & The Running Set – Royal Liverpool Philharmonic Orchestra, Andrew Manze (Onyx) 

ピアノ賞 (sponsored by Shigeru Kawai)
CHOPIN Études – Yunchan Lim (Decca) 

歌曲賞
SCHUBERT Die schöne Müllerin – Konstantin Krimmel, Daniel Heide (Alpha) 

声楽アンサンブル賞
PUCCINI “The Great Puccini” – Jonathan Tetelman, PKF Prague Philharmonia, Carlo Rizzi (Deutsche Grammophon) 

先生がんばって賞の名前だけはかろうじて日本語にしたから、あとはがんばって横文字読んでつかあさい。

なるほどなあといういつもの名前が並んでいる感じでしょうか。オーセンティック、安定感、安心。安心と安全が第一です。ただ、ちょっと気になったのは、ところどころの賞に「スポンサードバイ」がついているところ。こんなの昔からありましたっけ?私が今さら気がついただけでしょうか。

スポンサードバイってなんなのっていうと、「この番組は ロート製薬の提供で おおくりします」っていうやつですね。誰だ古いってつぶやいたやつ!先生聞こえてるぞ!!

つまりお金が出ているわけです。しかも見れば業界の関連団体が出していて、これって選出にあたって大丈夫なのか、バイアスがかからないようになってるのか。仕組み的に大丈夫かななどと、ちらりと思ったということです。

そんなことは当然織り込み済みでやっていて、そこは大人な英国ですからきちんとしているのだと信じたい。うふふ、そうは言っても、イギリス的二枚舌も用意されているのかも、とうがつのはやりすぎでしょうか。

なんにせよ、上から下までとりあえず聴いてみよっか、と思う。やっぱり。先生。

コメント

コメントする