2024年10月– date –
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チェリストのガブリエル・リプキンが8歳の息子の癌治療のため支援をよびかける
日本でも知られているチェリスト、ガブリエル・リプキン。妻はリプキン弦楽四重奏団でともに演奏していたアンナ(カルテットは2018年に解散)。二人の8歳の息子が悪性の癌だということがわかったのは昨年のこと。 2019年に首にしこりがあることが見つかっ... -
ヴァイオリニストのララ・セント・ジョンが自身を含むクラシック音楽における性的被害を題材にした長編ドキュメンタリー『Dear Lara』(親愛なるララ)を公開へ
ヴァイオリニストのララ・セント・ジョンが自身の性的被害を含むドキュメンタリーを制作中というニュース。主な資金は、自身のニューヨークのアパートを売却したことで得た、というから、ララ・セント・ジョンの覚悟はとてつもないことだ。 カーティス音楽... -
ショパンの未発見のワルツが発見
我ながら酷いタイトルだと思った。やれやれ。私は本を閉じると、ベッドに潜り込んで眠ることにした。 いや、これは世紀の大発見というやつですか?ほんとうですか?本当なんでしょうね。驚きに満ちた大発見とやらは常に不思議なところからやってくる。 見... -
シュテファン・テミング&マルグレート・ケールのツアーをいまさらだが振り替える:運搬編
シュテファン・テミング(リコーダー)&マルグレート・ケール(ハープ)の日本ツアーは、、、もう2週間前に終わっているわけです。いまさら振り返るのか、はい、振り返ります。なぜなら面白かったから。面白かったというのは、演奏もそうだが、運搬関係も... -
先生がな、ストラドを貸してくれてん。
優秀な生徒を持つこと、それが教師によっての喜びでありましょう。ハンガリーのジェルジ・パウクは、昨日で88歳。米寿だ・・・・・・。ていうかパウク先生ご存命だったんですね。失礼ながらそんな風に思ってしまいましたが、長生きなのはいいことだ。 さす... -
NAXOSがゲーム業界と提携へ
業務提携ってやつですか。 リリースを読んでみてもいまいち、どういうことなんかが理解できない私はきっと頭がトーフとかトコロテンとかで出来ているのでしょう。なんやこれは。「ナクソスがビデオゲーム・プラットフォームと提携。Reactional Musicとの提... -
世界初?スウェーデンでロボットがチェロを弾いてオーケストラと共演
スウェーデンの気鋭の作曲家、ヤコブ・ミュールラッドの新作は、オーケストラとチェロのためのVeer (bot)という曲。チェロは、ただし、人間ではなく特別に製作されたロボットが演奏する!!バーン! なんのこっちゃ。 そういうきょとんとした反応をしてし... -
VRで指揮者になろう。ゲーム「MAESTRO」がリリース
指揮者になりたい?でも大勢の人に見られるなか棒を振り回すのは恥ずかしいだって?なんだわがままだな!そんな君も、そこのあなたも、VRでなら、いますぐ指揮者になれる。そう、ゲームMAESTRO(マエストロ)で遊べばね! コントローラーを使わず、本物の... -
ヤノシュ・オレイニチャク、死去
72歳。10月20日日曜日、心臓発作だったそうです。若い。亡くなったその日曜にランチをともにした友人によれば、健康上の問題をかかえてはいたが、将来のすごいプランについて話し合ったそうなので、ピンピンしていていきなり、という感じではなかったとい... -
マイケル・ティルソン・トーマス、復活
2024年10月20日は記憶されるべき日なのかもしれない。なぜなら、マイケル・ティルソン・トーマスが、復活を振ったから。明日、10月23日にもう一度公演が予定されているがもちろん完売。 2021年に進行性の脳腫瘍と診断されてから3年、誰もがティルソン・ト... -
アーティストリストに「レオンコロ弦楽四重奏団」を追加
オフィス山根のアーティストリストにレオンコロ弦楽四重奏団を追加いたしました。2019年にベルリンで結成され、今年4月に鮮烈な日本デビューを果たしたレオンコロ弦楽四重奏団(公式サイト)は、いま世界で最もその将来が注目されている“超・超有望な”若き... -
ウィーン・フィルのニューイヤーコンサート2025のプログラムに載った史上初の女性作曲家は
女性やマイノリティを持ち上げることはヨーロッパでは大きなトレンドになっていて、日本だったら、「本当に素晴らしいのであれば、女性やマイノリティは問題ではない」ぐらいの考えが穏当というか、よくある反応ですけれど、ヨーロッパでは、「強引にでも...