2024年11月27日[水]19:00開演 【ワークショップ】ベルリンRIAS室内合唱団 (神奈川県立音楽堂)

2024年11月27日[水]19:00開演 / 神奈川県立音楽堂(桜木町駅)

© Oliver Look

ベルリンRIAS室内合唱団 特別ワークショップ

「異なる時代、異なるスタイルの合唱作品リハーサル」

世界屈指の合唱団はどのようにできあがっているか。才能のある歌手が揃っているだけではあのとてつもない音楽は完成しない。個人の日々のたゆまぬ鍛錬、そして指揮者によるリハーサル、指導によってその高みへと至り、高度なレベルを維持できるのだ。その秘密をひもとき、大いなる刺激を受けるチャンス!それがこのワークショップだ!

この2時間のワークショップでは、RIAS室内合唱団の首席指揮者で芸術監督のジャスティン・ドイルが「異なる時代、異なるスタイルの合唱曲3曲」をチョイスし(いずれもRIAS室内合唱団メンバーにとって歌ったことのない作品もしくはしばらく遠ざかっていた作品である)、実際のリハーサル風景をご覧頂く、というものだ。

もちろん通訳もつくので言葉に不安のある方も大丈夫!合唱ファンや合唱団で歌う方々のみならず、全国の合唱指導者たちにとっても極めて示唆に富む、重要でかけがえのない2時間となることは間違いない!ワークショップの最後には質疑応答の時間もあり。ジャスティン・ドイルが「可能な限りたくさんの質問に答える」ことを確約!!

さあ!集まれ!全国の合唱ファン、合唱団メンバー、そして合唱指導者のみなさま!!


「合唱団やレパートリーによってのみならず、日々異なるアプローチが指揮者には求められます。このワークショップの目的は、ベルリンRIAS室内合唱団のリハーサルを通じ、さまざまな洞察を皆様にお伝えすることです。合唱団は新しい曲にどのようにアプローチするのか?解釈をどのように発展させるのか?リハーサルでどのような段階を踏みながらその作品を「習得」していくのか?言葉と身体の両方を用いてどのようにコミュニケーションをとるか?といったことです。

バッハの音楽は言うまでもなく私たちの心の非常に近いところにありますが、それでも様式上の多くの決定が絶えず必要となります。またパリーのロマン主義的な作品は、これまで歌手たちが全く歌ったことのない曲であり、詩の内容、それをどう伝えるかについて考える必要があります。そして現代作品ラウタヴァーラにはさらに異なる課題、言語のみならず音色などの問題が含まれます。そしてこのワークショップの最後には皆様からのご質問にお答えする時間もあります。」

~ジャスティン・ドイル

日時・会場

2024年11月27日(水)19:00開演 (18:15開場)、21:00頃終演予定(休憩1回あり)
神奈川県立音楽堂(横浜・桜木町駅徒歩8分) [地図] 
JR&横浜地下鉄「桜木町駅」徒歩8分

※11月28日(木)には神奈川県立音楽堂にてコンサートを開催

出演

ジャスティン・ドイル(指揮/首席指揮者&芸術監督)
ベルリンRIAS室内合唱団選抜メンバー8名(合唱)

チケット

全自由席
一般3,000円
学生(24歳以下、要証明書) 500円

チケット発売中!
チケットぴあ

◎オフィス山根
LINE公式から申込みいただくか、ticket@officeyamane.net までメールでお申し込み下さい。

◎チケットかながわ(10/1から販売予定)

ワークショッププログラム

E.ラウタヴァーラ(1928-2016):
《ガルシア・ロルカの詩による組曲》Op.72bより II. El Grito

H.パリー(1848-1918):
《別れの歌》より第1曲「わが魂よ、わが故郷は」

休憩

J.S.バッハ(1685-1750):
モテット《御霊は我らの弱きを助けたもう》BWV226より 最後のフーガ

質疑応答(ジャスティン・ドイル)

【通訳:横山知子】

YouTube

出演者プロフィール

ベルリンRIAS室内合唱団, RIAS Kammerchor
1948 年の創立当初より RIAS 室内オーケストラ、ベルリン放送響、ベルリン・フィルなどと共演をしてきており、戦後ベルリンの音楽シーンを語る上で欠かすことのできない存在である。フェレンツ・フリッチャイ、カール・ベーム、ヘルベルト・フォン・カラヤン、ロリン・マゼールなどから深い信頼を得ていた。またクラウディオ・アバド、ジェームズ・レヴァイン、ダニエル・バレンボイムなどとも共演している。ベルリン・フィルハーモニーのオープニングコンサートにも出演。

独立した室内アンサンブルとしても名声を確立し、ドイツのプロ合唱団の中でも並ぶもののなき輝かしい名声を誇っているのみならず、世界最高峰のアカペラアンサンブルとしてその名を轟かせている。2010 年にグラモフォン誌は世界トップ 10 合唱団の一つとしてRIAS 室内合唱団の名前を挙げている。現代音楽の演奏にも熱心で多くの初演を果たしてきたのみならず、古楽のジャンルにおいても、ニコラス・アーノンクール、ジョン・エリオット・ガーディナー、フランス・ブリュッヘン、フィリップ・ヘレヴェッヘ、ロジャー・ノリントン、ルネ・ヤーコプスなどと共演してきた。ドイツ批評家賞、グラモフォン賞、CHOC 年間賞、ECHO クラシック賞、セシリア賞、2012 年にはドイツ批評家賞の審査員より、栄誉ある「ナイチンゲール」賞を受賞するなど、数え切れないたくさんの賞を受賞してきた。

これまでにベルリン古楽アカデミー、フライブルグ・バロック・オーケストラ、アレクサンダー・リープライヒ指揮ミュンヘン室内オーケストラなど数多くの団体と共演してきた。また共演している現代の指揮者にはサイモン・ラトル、ヤニク・ネゼ・セガン、アンドレア・マルコン、トーマス・ヘンゲルブロック、フローリアン・ヘルガート、オッタヴィオ・ダントーネなどがいる。2015-16 シーズンはバロックのスペシャリスト、リナルド・アレッサンドリーニをレジデント指揮者として迎えた。2017-18 シーズンよりジャスティン・ドイルが首席指揮者兼芸術監督を務めている。

主催

主催:オフィス山根 共催:神奈川県立音楽堂(公益財団法人神奈川芸術文化財団)  
協力:RIAS室内合唱団日本ツアーサポート委員会
助成:ゲーテ・インスティトゥート

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